【解答】令和2年度 日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題9

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問1

「異文化間葛藤」が生じている状態を選びます。
つまり、自文化と他文化の相反する状況に困惑している状況です。

選択肢のうち、自文化と他文化の価値観が違うことで葛藤しているのは選択肢3です。

よって、答えは3です。

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問2

「葛藤解決方略」(≒葛藤を解決する方法)で、「直接・双方向」の方法はどれでしょうか?

1 隣人に言いに行くのは「直接」ですが「一方向」です。よって、違います。

2 我慢し引越しをするのは、「一方向」ですが「直接」ではありません。よって、違います。

3 1と同様に、「直接」「一方向」です。よって、違います。

4 隣人と話し合い、お互い納得できるルールを作るのは、「直接・双方向」です!

よって、答えは4です。

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問3

ジョハリの窓、覚えていますか?

「自分からみた自分」と「他人からみた自分」を分析することで、自己理解を深める心理学のモデルです。就活の際、自己分析で使ったりしますね。

wikipedia

選択肢をみていきます。

1 「未知の窓」は、誰からも知られていない部分です。他人の意見を聞かず、頑固になる傾向があるのは、「秘密の窓」です。よって、違います。

2 感受性が低い(≒自分は気づいていない)傾向があるのは、「盲目の窓」なので、正解です。

3 周囲は知っていて、本人が全く気づいていないのは「盲目の窓」です。よって、違います。

4 自分も周りの気づいていないのは、「未知の窓」です。よって、違います。

よって、答えは2です。

問4

「偏見」とは、客観的な根拠なしに抱く非好意的な先入観や感情的な判断のことです。
「ステレオタイプ」と混同しがちですが、ステレオタイプは、あるカテゴリーについて単純化された典型を指し、肯定的・否定的・中立的なものがあります。

そして、偏見は感情的なものですが、偏見やステレオタイプが相手への否定的な行動に表れたものが「差別」です。

選択肢をみていくと、選択肢3「排除行動」とあります。偏見は、感情的なものなのでこれが不適当です。

よって、答えは3です。

問5

「集団間の再カテゴリー化を促す活動」、つまり、一度カテゴリー分けして、さらにもう一度別のカテゴリーに入れることです。
わたしは、「女性」のカテゴリーに入りますが、別の見方をすると「日本語教師」のカテゴリーに入ります。

選択肢1は、まず「留学生」と「日本人学生」というカテゴリー分けがされていましたが、模擬店を出店するにあたり、二つのカテゴリーをまとめて「X大学の学生代表」という別のカテゴリー分けが行われました!

よって、選択肢1が正解です。

Mai
Mai

「集団間の再カテゴリー化を促す活動」なんて仰々しい言い方やめてほしいですね・・・

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