日本国内の日本語教育については、以前取り上げましたが、今回は海外です。
何人くらい、どんな国の人が、何の目的で日本語を勉強しているのか見ていきましょう。
国際交流基金(JF)は、3年に一度「海外日本語教育機関調査」を実施しています。
2021年8月現在での最新版は、2018年度です。
全体概況
2018年度の調査時点では、142か国・地域で日本語教育が実施され、その学習者数は約385万人です。
日本語学習者数
学習者数に関しては、2012年度の約398万人が最多ですが、年々増加傾向にあります。また、独学で学んでいる人は数に含まれないので、実際はさらに多くの人が日本語を勉強しています。
国・地域別学習者の割合
学習者数ランキング
1位:中国、2位:インドネシア、3位:韓国、
4位:オーストラリア、5位:タイ、6位:ベトナム
上位6カ国は暗記をおすすめします!また、注目は6位のベトナムです。2015年度の調査からの増加率170%(6.5万人→17.4万人)と大きく数を伸ばしています。今後もさらに学習者が増えていくことが予想されます。
学習目的・理由
外国人が日本語を学ぶ目的はなんだと思いますか?
意外かもしれませんが、アニメ・マンガ・J-POP・ファッション等への興味が1位なんです!
2015年度の調査でも同じ結果でした。
わたしが、ベトナムの大学生相手に授業をしたときは、日本のアニメやマンガが好きという学生がほとんどでした。日本語教師として、日本のアニメやマンガをチェックすることも一つの仕事だと感じました。
まとめ
検定試験対策に、国際交流基金の資料は確認しておきましょう。
特に、国内と海外で混同しないよう、下記も併せて確認を!