最も受験者数の多い日本語の試験はJLPTですが、その他にも有名な試験があります。
BJT(ビジネス日本語能力テスト)
- BJT:日本語の基礎的な知識があることを前提として、ビジネス・コミュニケーションや情報処理の能力を測る試験
- 2019年度の受験者数は、4,758人(国内3,146人、海外1,612人)
- 主催:公益財団法人日本漢字能力検定試験
- 開始年:1996年に日本貿易振興機構(JETRO)が開始、2009年からは漢検が実施
- レベル:合格・不合格はなく、J5~J1+の6段階
- 問題構成:四肢択一
- BJT(ビジネス日本語能力テスト)
特徴
- テストセンターでコンピュータを使って解答する、CBT(Computer Based Testing)方式のテスト
- 合計80問で試験時間は約2時間
- 試験はほぼ毎日実施、テストセンター(会場)を選べる
EJU(日本留学試験)
- EJU:外国人留学生が、日本の大学(学部)等に入学するために必要な日本語能力と基礎学力を測る試験
- 2021年6月の受験者数は、16,167人(国内12,576人、海外3,591人)
- 主催:独立行政法人日本学生支援機構
- 開始年:2002年より年2回(6月及び11月)
- レベル:各科目ごとに得点が出る
- 問題構成:マークシート式、日本語の科目は記述式を含む
- EJU(日本留学試験)
特徴
- 2018年12月時点で、全国451の大学が入学選考にEJUの成績を利用している。
- 出題科目は、日本語、理科(物理・化学・生物)、総合科目、数学。志望校が指定する受験科目を選択して受験。また、出題言語は、日本語と英語があり、出願時に選択。
JLPTと比べると受験者数は少ないですが、日本語教育能力検定で出題されたこともあるので、どんな試験なのかを整理しておきましょう。